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質問を聞き返す目的

英検面接での質問の聞き返しは各問ごとに1回までは減点されませんが、質問の「意味」が理解できたとしても聞き返したほうがよい場合があります。

例えば、2級・準2級・3級でカードのパッセージを音読した後の Question No1(パッセージについての質問)では、パターンを知っていれば質問を聞かなくても答えが事前にわかってしまいますが、まれにパターンに当てはまらないケースがあります。その場合は最終確認として面接委員の質問の単語や表現を聞き取って答えを探す方法があります。

また、各級最後の質疑応答では、仮に質問の意味がわかったとしても、答えるときにその質問に使われている単語や表現をうまく利用すると楽に答えられます。一度聞いただけだと、意味は分かっていてもどんな動詞やフレーズを使っていたかまで記憶する余裕のある人は多くないはずです。ですので、1回目で質問の意味を理解し、2回目は質問文に使われている表現などにまで気を配って聞いて覚える、というふうに上手く聞き返しのルールを利用しましょう。

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質問の聞き返しはするべき?

英検面接の後半は(1級を除いて)質疑応答のセクションがあります。3級・準2級・2級では2つ、準1級では4つの質問をされます。当たり前ですが、級が上がれば上がるほど質問内容も難しくなります。特に2級や準1級では一度聞いただけでは正確に質問内容を理解できない場合もあるでしょう。

そこで英検面接では、もう一度質問を繰り返してもらうことができます。
ここで重要なのは、各質問につき1回までは減点なしで繰り返しOKという点です。
ただし、質問されてから不自然な間を空けてから聞き返してしまうと、1回目でも減点されます
この「不自然な間を空けてから」というのが厄介で、具体的に何秒かが決まっているわけではないので面接委員によって判断が異なる可能性があります。ただ、目安としては5秒以上空けてしまうと減点の恐れがあると思っておきましょう。
また、2回目からは必ず減点され、3回聞き返すと次の質問に移ってしまいます。

また、繰り返してもらいたい時に面接委員に何と言うのかというと、一応その気持ちが伝わりさえすればどんな表現でも大丈夫です。例えば "One more time, please." と言ったり、時には表情とジェスチャー(指を一本立てる)だけでもおそらく繰り返してもらえます。とはいえ、 "One more time, please." や "Sorry?"などは日常会話の場面では十分ですが、やはり面接という状況である以上、それなりに丁寧な表現の方がふさわしいでしょう。

"Could you repeat the question?""I beg your pardon?" などはとても丁寧な言い方なので、覚えておくと印象もよくなるはずです。(”I beg your pardon?" は普段は使わない表現ですが、面接では使ってもよいでしょう)
緊張した場面でも自然と口から出てくるように何度も練習しましょう。

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英検面接の音読の点数ってどう決まる?

英検3級・準2級・2級では、渡されたカードの上部に書かれたパッセージ(文章)をまず20秒間黙読して、次にそれを音読するように指示されます。そしてここで面接の最初の点数がつきます。

音読は5点満点で評価されますが、この点数はどのような基準で決まるのでしょうか?

ひとつ言えることは、この音読の点数は他の項目に比べて、面接委員によって若干点数のブレが発生する可能性があります。他の質問ではどのようなことを言えば何点がつくのか細かく決まっています。それに対して、音読については抑揚や個々の単語の発音、区切り方などのポイントはあるものの、減点基準などが細かく決まっているわけではなく、最終的には「全体的な印象」で決まると言ってもよいでしょう。ですから、同じ人が同じように読んでも3点が付くこともあれば4点がもらえることもあるでしょう。

裏を返せば、単語の読み間違いが1つ2つあったとしても、それだけで大幅に減点されることもないと言えます。発音がそれほどうまくなくて日本語っぽい読み方になっても、意味が伝わるような抑揚や区切り方であれば4点以上もらえることもあります。

特に3級や準2級では、そもそもそれほど流暢で上手い発音は期待されていないので、英語っぽい発音ができるかどうかはそれほど気にする必要はありません。あくまで

1.各単語のアクセントの位置や(ある程度の)正しい発音
2.棒読みではなく抑揚のある読み方
3.意味のかたまりごとに区切る

このような点に気をつければ5点が狙えます。
会話と違って音読というのは棒読みになりがちなので、上記2番目のポイントについては、ちょっとおおげさだと思うくらい芝居がかった感じで、音読というよりは「朗読」のつもりで読むと印象もよくなるでしょう。

英検面接のカード(その2)

英検3級・準2級・2級の面接で使用するカードにはパッセージが書かれており、その下には絵があります。また、準1級のカードにはパッセージはなく絵のみが載っています。

パッセージに関する質問の答え方にはルールがあるということを前回書きましたが(「英検面接のカード(その1)」)それに比べると、この絵を使った質問は事前準備がしにくいです。使用すべき単語や表現がカードによってバラバラだからです。

そうはいっても、なるべく多くの過去問で練習して単語や表現を覚えておくことは重要です。多くの過去問をこなせばこなすほど、よく出るパターンに気づくことができます。

一番大切なのは、単語や表現の知識以前に、どのように答えれば点数が多くもらえるのか、どの部分を英語で表現すれば点がもらえるのか、などのルールを知っておくことです。例えば、準2級のカードのAの絵では、いくら正しい英語で話していても配点のある部分以外の状況を説明しては点数がもらえません。

過去問題集などには模範解答はありますが、このような詳しい点についての説明はあまり載っていません。グローバル豊中の英検2次面接対策オンラインレッスンでは、模擬面接や模範解答の提示だけでなく、このようなパターンやルールについて細かくお教えしますので、効率よく得点することができるようになります。→ 『英検2次面接対策オンラインレッスン

英検面接のカード(その1)

英検3級から準1級までの2次面接は、大きく分けると、カードを使った課題(質問)と何も見ないで行う質疑応答の2部で構成されています。全体を通して事前準備は重要なのですが、特に各級前半のカードを使ったパートはその重要性が高いと言えます。

準1級以外はカードの上半分にパッセージ(文章)が書かれており、音読をした後にそのパッセージに関する質問があります。この質問については、実は答えの作り方というものがあります。別の言い方をすると、(ほとんどの場合)質問を聞かなくてもはじめから答えがわかってしまうということです。

このパッセージに関する質問は、予備知識なしでまともに質問を聞き取った上で制限時間内に答えを探すというのはとても難しいと言えます。というのも、まず初見の文章を20秒程度下読みした後で音読するだけでは内容をしっかり把握することだけでも大変なのに、さらに英語の質問を聞き取って理解して10秒程度で答えの部分を見つけるなんて、かなり英語力に余裕を持って受験している方でないと無理だからです。とりわけ2級については、書いてある文章から文を抜き出すだけではちゃんとした答えになりません。

その一方で、しっかり事前準備をして答えの作り方を理解した上で面接に臨めば、質問を聞く前の20秒の下読みの段階ですでに答えがわかってしまうというくらい気楽な課題なのです。必ずしも面接委員の質問を聞き取る必要もありません。
暗記も必要なく、答えの見つけ方さえわかっていればどんな内容のパッセージや質問が出ても確実に満点が取れます。こういう部分で気力を温存しておいて、本当に英語力が試される後半の質疑応答などに余力を残しておくと随分と楽になります。

パッセージに関する答えの見つけ方もしっかり説明・指導いたします。→ 『英検2次面接対策オンラインレッスン