大阪公立大学 完全無償化の影響
校長ブログ - 2023年01月23日 (月)
吉村知事が、春に行われる大阪府内の統一地方選の公約として、
大阪公立大学の府民の入学金と授業料の完全無償化を謳っています。
私学などからの反発もありますが、実現されたらどうなるのでしょうか?
昨今、奨学金を受けて大学行く学生も結構多いので、
成績優秀な人たちには大いなるメリットがあります。
特に理系の学生にとっては、大学院まで含めての完全無償化
によって、研究を続けられる可能性が高くなります。
そして、修了後に大阪にある企業や研究所に勤めて研究開発を進めることで
大阪から世界に大きな発展を導くような「発明」がなされることもあるでしょう。
さらに優秀な受験生が集まり、競争率や偏差値は今より上がるでしょう。
そうすると、神戸大は完全に抜き、京大・阪大などの旧帝大と並びそうです。
阪大も大阪公立大と切磋琢磨し合うことで、お互いの研究実績に
影響を与え合い、良きライバルとして共存していけるでしょう。
ある種、尖った公約になるので、実現しなかったとしても
選挙結果に大きなインパクトを残すでしょう。
うちの子は優秀ではないから関係ないかなと思われる家庭も多いかもしれません。
でも、大阪を東京を超える大都市にしていくために、
「貧しくても優秀な人々」に希望の光を当てる政策は
1つの将来の発展に向けた「投資」に繋がると考えています。
グローバル豊中 校長 森田 真
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